俳優の綿引勝彦さんが、2020年12月30日に膵臓癌(すいぞうがん)のため、享年75歳で亡くなられるといった衝撃的なニュースが取り上げられました。
今回は綿引勝彦さんを襲った膵臓癌(すいぞうがん)という病気についてや地獄レベルともいわれる化学療法の副作用について調査していきたいと思います。
【壮絶】綿引勝彦を襲った病気は膵臓癌!
綿引勝彦の闘病生活
綿引さんは2020年12月30日の亡くなられる前まで、3年間という長い期間、膵臓癌で長い闘病生活を過ごしました。
癌は発見されるまでの経過時間は約10年とし、「早期がん」~「末期癌」に至るまで3年と言われています。
癌は早期発見することが大事だと言いますが、「早期がん」の間に癌に気付くことはそう簡単なことではないようです。
また、綿引さんは亡くなられるまでの期間、周囲に苦しい癌治療を受けていたことを秘密にしていたので、突然の訃報にはかなり衝撃的でした。
綿引さんは18年8月に膵臓内の嚢(のう)胞を取り除く手術を受けたが、その際に進行性のがん細胞が見つかり、化学療法など治療を続けてきた。
書面でコメントを寄せた樫山によると「どなたにも病気のことは言わないでほしい」と本人の強い意志で、3年にわたるがんとの闘いについては伏せていたという。
引用:デイリー
膵臓癌の恐怖
膵臓癌の恐ろしいところは、何といっても膵臓の癌が進行することによって、急な悪化が見られることです。
そして膵臓癌の初期症状も他の病気と比べて、分かりにくいといった難点があります。
病院や健康診断に行った後に、いきなり医者から癌であることを告知されるといった点が一番の恐怖なのではないかと思われます。
膵臓は、がんが発生しても症状が出にくく、早期の発見は簡単ではありません。
進行してくると、腹痛、食欲不振、腹部膨満感(おなかが張る感じ)、黄疸、腰や背中の痛みなどが起こります。その他、急な糖尿病の発症や悪化がみられることがあり、膵臓がんを見つけるきっかけになることもあります。
ただし、これらの症状は膵臓がん以外の理由でも起こることがあり、膵臓がんであっても起こらないことがあります。
引用:国立がん研究センター がん情報サービス
化学療法の副作用が地獄レベルだった!
綿引さんは、膵臓癌の治療期間の化学療法などの治療を続けており、苦しい副作用とも闘ってきました。
また、最期には副作用のあまりにも強い苦しみから逃れるために、自宅で穏やかな療養をするようになったようです。
昨年2月から本格的な化学療法を開始。厳しい副作用に耐えながら治療を続けていた。
しかし、寛解には至らず、昨年11月に積極的な治療を打ち切り、自宅で「比較的穏やかな療養」(所属事務所)を続けてきた。
引用:デイリー
癌の化学療法は抗がん剤治療ともいわれますが、膵臓癌の化学療法の副作用にはどのようなものがあるのでしょうか。
治療後24時間以内…吐き気・アレルギー反応・血管痛
治療後3日~2週間後…骨髄抑制・口内炎・下痢・全身倦怠感
治療後1カ月以上…脱毛・間質性肺炎・涙目
引用:オンコロ
身体全身のありとあらゆるところが、痛みや苦しみに襲われ、とても過酷な治療生活を送ることにはなってきそうです。
人によっては抗がん剤治療は「生き地獄」のように感じる方もいるそうなので、綿引さんのように途中から抗がん剤治療を断つ方もいるようです。
今回の記事のまとめ
今回は昨年末に亡くなられた俳優の綿引勝彦さんを襲った膵臓癌はどのような病気なのかについてや綿引さんが受けていた化学療法の副作用の症状について調査していきました。
- 綿引さんを襲った膵臓癌は、初期症状が分かりにくく、急な体調の悪化が出てくるといった恐ろしい点がある。
- 綿引さんは経験した膵臓癌の化学療法の副作用は、身体のありとあらゆるところが痛み・苦しみに襲われるため、非常に過酷な治療生活を送ることになる。
綿引さんが今回、膵臓癌でお亡くなりになられたことを心よりご冥福をお祈り申し上げます。