2021年4月16日(金)にカロリン諸島で停滞しながら強さを増していく台風2号(スリゲ)は日本にも被害を与える可能性があるとのことでウェザーニュースで取り上げられていました。
台風の強さレベルで言うと、大きな被害も出る場合もあるため注意が必要のようです。
今回は2021年台風2号(スリゲ)の被害の予想について掘り下げていきたいと思います。
台風2号(スリゲ)の被害予想がヤバい…
台風2号(スリゲ)は台風の強さレベルが強い上に、発達を続けているということで話題になっています。
【台風第2号実況・予報 2021年04月16日 06:41】
台風第2号(スリゲ)は、カロリン諸島でほとんど停滞しています。 pic.twitter.com/tTDV8H7oKp— 特務機関NERV (@UN_NERV) April 15, 2021
台風の進路は、フィリピンの東の海上に移動した後の進路は不確実ですが、場合によっては日本国内を通過する可能性もあるようです。
可能性としては、4月21日~24日の間に日本の小笠原諸島に近づくのだとか。
現時点では最大風速30m/sですが、強い~猛烈なレベルの台風に発達することも考えられてきそうです。
- 中心気圧 980 hPa
- 最大風速 30m/s(中心付近)
- 最大瞬間風速 45m/s
- 強い 33m/s以上~44m/s(最大風速)
- 非常に強い 44m/s~54m/s(最大風速)
- 猛烈な 54m/s以上(最大風速)
停電・屋根倒壊・負傷者続出の可能性も…
もし、台風2号(スリゲ)が日本に接近した場合、どのような被害が出るのかについて予想していきたいと思います。
(1)停電被害
台風2号(スリゲ)のような中心気圧980hPa級の台風が直撃した場合、停電被害が考えられてきています。
沖縄の石垣島では、2010年7月頃に中心気圧980hPa程の台風が直撃した際に、連日に続く停電被害が出たようです。
今回の台風2号(スリゲ)も沖縄に被害が出る場合もあるそうなので、注意しなければいけませんね。
台風2号
強い勢力に発達し
ゆっくり西に進んでいます。
どれだけ沖縄の南に近づくかで
沖縄への影響が違ってきますね。いずれにしても非常に強い勢力で
来週には沖縄の南に北上してきそうです。直接的な影響はなくても
早めに強風、高波の対策をお願いします。進路にも注意です。#沖縄 pic.twitter.com/4ovmjSQNLm— 仲宗根朋美(気象予報士) (@nakasone_tomomi) April 16, 2021
(2)屋根倒壊
もし、台風2号(スリゲ)が日本に接近した場合、屋根倒壊といった被害も考えられてきます。
2011年の台風15号では、最大瞬間風速39.6m/sで多くの家の屋根が吹き飛ばされたようです。
台風が接近し風が強くなってきたら、屋根の瓦などが飛んでくるかもしれないので、外出は避けたいところです。
(3)負傷者続出
最悪の場合、日本国内で負傷者が続出するかもしれません。
もし、台風2号(スリゲ)が日本国内に接近し、全国的に20m/s以上の強い風が吹いた場合は大きな被害に見舞われることが予測できます。
平成16年9月7日午前に長崎県に上陸した台風は、日本全国で20m/s以上の強い風が吹き、死者・行方不明者46人、負傷者1,399人もの被害者を出しました。
当時、被害にあった多くの方は、外出中だったのこと。
今後もし、台風2号(スリゲ)が日本国内にいよいよ近づいてきたならば、外出をできるだけ避ける準備をした方が良さそうですね。
今回の記事のまとめ
今回は2021年4月に発生した台風2号(スリゲ)の日本国内への被害予想について考察していきました。
- 2021年4月16日06:00時点で台風2号(スリゲ)はカロリン諸島で停滞中。その後は勢力を増し、フィリピンの東の海上に移動後、日本の小笠原諸島に近づく可能性がある。
- もし、台風2号(スリゲ)が日本国内に接近した場合、停電被害・屋根倒壊、最悪の場合は負傷者続出の可能性がある。
今回の台風で、日本に被害が出ないことを祈るばかりです。