見た目は35歳で心は10歳の少女のままの主人公・望美がストーリーを展開するドラマ「35歳の少女」が話題になっています。
今回は「35歳の少女」第1話で登場した本「モモ」は物語の何を意味していたのか?ドラマのネタバレとの関係性はあるのかについて掘り下げていこうと思います。
目次
【35歳の少女】本・モモの登場シーン
10歳の頃に突然の自転車事故で植物人間状態となった主人公・望美は、25年の時を経て奇跡的に目を覚まします。
目を覚ましたばかりの望美は最初は何も話すことはできませんでしたが、病院で見守る母・多恵に対して最初に発した言葉が「モモ」でした。
母・多恵は、望美が果物の「モモ」を食べたいのかと思い、果物の「モモ」を持ってきますが、違う様子。
望美の身体が回復し実家に戻った際、事故に遭う25年前と変わらずに残しておいた子供部屋に連れていかされます。
そこで望美が手に取ったものが「モモ」(ミヒャエル・エンテ作)というタイトル名の本でした。
坂口さん、ごもっともな事言ってたなー。。。
この話今後 どーなって行くんだろ!!
この本確かに、見た事がある…#もも#35歳の少女 pic.twitter.com/WgNTMXCXhK
— おみき★@神奈川 (@miicky7) October 10, 2020
【35歳の少女】に登場する本・モモは何を意味する?
本・モモのあらすじは?
タイトル名の「モモ」とは、物語の主人公のある街に住む孤児の女の子の名前のことです。
ある日、モモの住む町に「無駄な時間を節約しましょう」と説いてくる時間泥棒たちがやってきます。
町の人たちは時間泥棒が言うように時間を節約すること考えるようになり、どんどん自分たちの時間を削っていくようになります。
しかし、その裏で時間泥棒たちは町の人たちが削った時間を奪っていたのです。
それの事実に気づいたモモとその仲間たちは、時間泥棒の行動を止めようと立ち上がるのです。
本・モモは〝時間の大切さ〟を意味していた!
ドラマ第1話の段階では「モモ」という本がどのような内容かは明かされていませんが、先にネタバラシをすると「モモ」は〝時間の大切さ〟について深く考えさせられるようなそのような内容です。
物語では時間泥棒によってどんどん時間を奪われていきますが、時間は自分の生きる人生そのものだということを作者は訴えかけてくれています。
時間をはかるにはカレンダーや時計がありますが、はかってみたところであまり意味はありません。というのは、だれでも知っているとおり、その時間にどんなことがあったかによって、わずか一時間でも永遠の長さに感じられることもあれば、ほんの一瞬と思えることもあるからです。
なぜなら時間とは、生きるということ、そのものだからです。そして人のいのちは心を住みかとしているからです。引用元:『モモ』ミヒャエル・エンデ作 大島かおり訳
よって時間泥棒に時間を奪われているということは、他人に自分の人生そのものを奪われていると考えてもいいでしょう。
たった一度っきりの人生、自分らしく大切に生きていきたいものです。
この「モモ」を読んだ方からの感想は「時間に追われている」「時間がない」と思っている方にとって、「人生を見つめ直すよいきっかけを作ってくれる作品」だと好評をもらっています。
ドラマのネタバレとの関係性は?
ドラマ「35歳の少女」はオリジナル作品となるので、ストーリーがどのように展開されるのか、結末はどうなるかは分かりません。
しかし、このドラマでは「普段私たちが何気なく過ごしている時間について、一度考えてもらいたい」というメッセージが込められているのではないでしょうか。
- ドラマ「35歳の少女」では主人公・望美は自転車事故によって25年という長い時間を奪われてしまう内容です。
- 本「モモ」では、町の人たちが時間泥棒たちによって時間を奪われてしまう内容です。
時間を失ってしまった人物を物語に登場させることで、時間の大切さを改めて私たちに感じさせてくれるように思います。
また新しい情報が入り次第、追記させていただきます。