2021年12月31日の大晦日のRIZINでは、総合格闘家兼Youtuber同士の久保優太選手とシバター選手の熱い戦いが繰り広げられました。
試合の結果は、1ラウンド目でシバター選手が即勝利しました。
しかし、なぜ今回の試合で久保優太選手はすぐに負けてしまったのでしょうか?
今回はシバターVS久保優太戦の久保選手の敗因について考察していきたいと思います。

目次
久保優太のシバター戦での敗因3選!
久保優太とシバターの戦績
久保優太選手はシバター選手との試合で負けてしまったものの、戦績はシバター選手以上に優秀なようです。
実際に2人の戦績を比較してみたところ、試合数や勝利数は久保選手の方がシバター選手よりも上のようです。
シバター選手の戦績
【プロ総合格闘技】
16試合 7勝8敗
久保優太選手の戦績
【プロ総合格闘技】
2試合 2勝0敗
【プロキックボクシング】
61試合 49勝10敗
また、久保優太選手は「初代Krush-67kg王座」「K-1 WORLD MAX 2011 -63kg Japan Tournament 優勝」などの獲得タイトルを持っています。
通常ならば、シバター選手よりも久保選手の方が勝つ可能性が高いと思われます。
久保優太のシバター戦での敗因は?
一見して、久保優太選手の方がシバター選手よりも有利なように思える今回の試合。
しかし、試合の結果は1ラウンド目の1分34秒で、腕ひしぎ十字固めで久保選手は1本負けをしてしまいました。
通常ならば勝つであろう久保選手が、シバター選手に負けてしまった原因は以下の3つが主な理由だと考えられているようです。
- ルール上によるもの
- 圧倒的な体重差
- ヤラセ疑惑
もちろん、中には今回の勝敗と関係なく、正しくない情報もあるかもしれません。
それでは1つずつ見ていきたいと思います。
ルール・体重差・ヤラセ疑惑もヤバかった…
ルール上によるもの
今回の久保優太VSシバター戦では、実績のある久保選手がシバター選手に対してハンデを与えたようなルールになっています。
特に今回は特別ルールが採用されており、体重が重いシバター選手にとってはかなり有利になります。
実際のルールが以下の通りです。
試合時間 3分2ラウンド
試合形式
- 判定無し。勝敗を決するのはKO・一本のみの完全決着ルール
- 想定体重で15.0kg以上の体重差があるが、体重の軽い久保選手は既に『グラウンド状態での足および膝による頭部・顔面への攻撃』を有効と選択しているため、この試合は本計量時に15.0kg以上の差があっても、上記攻撃は有効となる。
- ただし、減点割合(イエローカード、レッドカード)に差が生じた場合は、減点割合の少ない選手を勝者とし、優勢勝ちと記録する。
本来の格闘技ならば、体重別に階級を分けて戦わせるのがほとんどです。
しかし、こういった相手にハンデを与えることによって精神的なプレッシャーも大きくなり、実戦でも多少は影響を及ぼすかもしれません。
また、こういったルールでも余裕で勝てると油断をしていても、先に相手に技を決められてしまうリスクもありますね。
圧倒的な体重差
実際の試合ではルールと同じく、シバター選手の方が体重が重く、久保優太選手との体重差は20kg近くあったと言われています。
格闘技では体重が重ければ重い程、有利な場面があります。
その理由は以下の通りです。
- 体重が重ければ、その分パンチやキックの威力が高くなるから
- 体重が重い方が、組技・寝技でも組み伏せる・解かれるのに有利になるから
実際に久保選手は、体重の重いシバター選手に腕ひしぎ十字固めをかけられ、逃れることができませんでした。
更に元格闘家の前田日明さんは、もしシバター選手と久保選手の体重が同じだった場合、久保選手の方が圧倒的有利だったと話します。
シバターは心理戦もやっているしね。10何キロ、20キロ下の選手をつかまえて。同体重だったら(シバターの)あんなパンチ効かないですよ。(久保は)こういう試合を受けない方がいいですよね。
引用:東スポ Web
ヤラセ疑惑も?!
ネット上では、実はシバターVS久保優太戦でシバター選手が速攻で勝つことができたのはヤラセだったのではないかと噂があります。
その理由としては2つあります。
1つ目は、シバター選手と久保選手は試合前に「2ラウンド目でお互い本気で戦う約束をしていた」というようなLINEのやり取りの画像が流出したからです。
その画像がこちらです。

こちらの画像は久保選手の妻・サラさんの兄(Twitterアカウント名:ミーハーさら兄)と思われる方にTwitterにて拡散されたようです。
その文章内容は「1ラウンド目は場を盛り上がらせて、2ラウンド目からお互い本気で闘おう」というような約束を誓ったものでした。
2つ目の理由としては、久保選手が試合後に何かに対して憤りの気持ちを込めたツイートをしたからです。
嘘をつく人生は嫌だな。
正直者が馬鹿を見るのか。騙されるより騙される方がいいのか。自分は真面目に誠実に紳士に生きたい。
色々疲れた。
事の経緯とかも全部きちんと話したい。— 闘う投資家 久保優太 (@K1_Kubo_Yuta) January 1, 2022
もし、流出されたLINE画像が本物で、試合前にシバター選手と久保選手が例の約束を交わしていたのであれば、久保選手はシバター選手が1ラウンド目は本気で戦わないのだろうと油断してしまった結果、負けてしまったと考えられます。
また、シバター選手は久保選手との試合前の約束を破ってしまったという説もあります。
しかし、このLINE画像が本物かどうかも分かりませんし、RIZINのような大規模な大会で1ラウンド目から正々堂々と戦わない約束を事前にするとは考えにくいです。
こちらのヤラセ疑惑についてはシバターさん本人も完全否定しているようなので、デマの情報のようです。
今回の記事のまとめ
今回は2021年12月のRIZINでの久保優太VSシバター戦について、久保選手の敗因と考えられるものをご紹介していきました。
シバター選手よりも戦績が優秀な久保選手でしたが、やはりルールや体重差のハンデがつくとかなり不利になってしまったようです。
またネット上で、シバター選手が勝ったのはヤラセだったのではないかという噂もありますが、さすがにRIZINで八百長のようなことをすることは考えづらいと思います。
今回の試合は、前置きなしで始めから正々堂々と戦ったでしょう。
今後も、シバター選手や久保優太選手の格闘家としてのご活躍を応援していきたいと思います。
